八重桜の社紋

海洋散骨を選ばれた方々の声

お墓がなくなるのではなく、祈り方が変わる

海洋散骨を考えたとき、いちばん気になったのは「どこに手を合わせればよいのか」ということでした。

お墓があれば、そこへ行けばよい。けれど、海に散骨した後は、故人を思う場所がなくなってしまうのではないか。そんな不安がありました。

けれど、散骨を終えてみると、その考え方は少し変わりました。

海を見れば、故人を思い出せる。遠く離れていても、海に向かって手を合わせることができる。特定の場所に集まるだけではなく、それぞれの暮らしの中で故人を偲ぶことができるのだと感じました。

和布刈神社には芳名碑や慰霊の場もあります。海に向かう祈りと、神社での祈り。その両方があることで、遺骨を手放した後の寂しさも少し和らぎました。

お墓がなくなるのではなく、祈り方が変わる。そう思えたことが、私たちにとって大きな安心でした。

座談会で寄せられたお声をもとに、個人が特定されないよう再構成しています。